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18禁BLゲーム「鬼畜眼鏡」に溺れる管理人の萌えやSSで構成されたブログです。  ※18歳未満(高校生含む)はお引き取りください。  リンクフリーです。(詳しくは「はじめに」をご覧下さい。)

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本克SS「Are we best friends? -1-」

本多×ノマ克です。


親友END(ばくしょう)後です。

初めて英語タイトルをつけました。うちでの御克との違いを出そうと思って。



ある日の忘年会で、克哉がセクハラに遭う姿を見た本多は…―。

≪俺たちは親友なのか?≫



では、続きからどうぞ。

恋と友情の区別がつかない。

つい二ヶ月前までの自分は、そんな中学生みたいな状態だったと、本多は思う。
長年親友として「すき」だったのだと思っていたのに、最近になって「友情」では収まらない程の「好き」という感情を、同性に対し持っていたと気付いた。

恋と友情の違いは、平たく言えば欲情するかしないか、だろう。
そして自分は、彼に―佐伯克哉に―、欲情するのだ。どうしようもなく。

気付いたときに潔く自分の想いを認めて、相手にぶつけて、完全に玉砕して。それでもまだ本多は克哉のことが諦められなかった。というよりますます克哉を好きになっていた。

自覚してから改めて克哉を見ると、その可愛らしさ、色っぽさ、しなやかさ、強さに惚れざるをえないのだ。
大きなプロジェクトを努力して成功させた経験もあり、以前より克哉は明るく強い人間になったと思う。周囲に見せる表情が増え、積極的にもなった。
そして同時に、一緒にプロジェクトで奮闘したこともあり本多と克哉との距離がぐっと近くなり、克哉が本音を隠さないようになった。

本多はますます克哉に熱を上げている状態となったが、自分は高校生の頃から目を付けていたのだぞ、と勝手な誇らしさがあった。今や大変魅力的な青年として社内外で大人気となってしまった克哉の、いわば専門家、第一人者としての自負が勝手に、あった。

そんな本多を克哉はきっぱり「親友」と言い切り、告白以来手出しさせないよう隙無く振舞っていた。が、本多の勢いは尋常ではない。
ことあるごとに克哉に迫り、いかに自分がいい漢(おとこ)か、克哉を愛しているか、執拗に訴え続けた。とはいえ克哉が本当に嫌がることはできないのが本多の良いところであり、惚れた弱みであったので、二人は深刻な事故もなく良い距離で付き合い続けていた。

――今日までは。

そう。「今日までは」、なのだ。
たった今にもこのバランスは崩壊しそうだった。克哉の気の緩みと、本多の我慢の限界の所為で…。



≪Are we best friends? -1-≫



「…克哉……」

本多がそっと呼びかけてみるが、克哉はぴくりとも動かないで眠っている。
ここは本多の部屋。本多のテリトリーである。
そこで、克哉はすやすやと可愛らしい寝息を立てて眠っていた。ベッドの下で本多が悶々としているのも知らずに。

事の発端は仕事後に行われた得意先との小さな忘年会。それに招かれた本多と克哉は若者で酒豪という理由でどんどん酒を勧められ、かなり呑みすぎてしまった。
本多は全くのざるなので問題はなかったが、大学のバレー部の中ではまだまだ酒に弱い方だった克哉は、明らかに許容量を超えていた。

さらに、この宴席を設けた得意先の課長が、実は克哉によからぬ感情を持っていたようだった。後になってやけにしきりに酒を勧められた理由がわかったが、遅かった。彼は克哉を酔い潰して介抱する振りをして手を出そうとしていたのである。
忘年会の終盤、克哉がそろそろ酔いすぎたと思った辺りで先方は動いた。何気なく克哉の太股に手を置き、撫で擦り、キスをしようとしたのだ。

彼は悪酔いする人間として有名だったらしく、誰もが酔ったゆえの悪戯だと思い、止めなかったが、本多だけは違った。
克哉が本気で怯えた瞬間を見逃さずに居て、寸でのところで蛮行を阻止したのだ。
そしてそのまま流れるように、失礼でない程度に挨拶をして克哉を連れて帰ることに成功したのだ。

暗い中、ふらふらと歩く克哉を気遣いながら、あまり会話することなく二人は本多の部屋へと向かった。本多が送っていくかと聞いたところ、克哉は本多の家に行きたいと言ったからだ。悩みつつも本多はその言葉に従った。

本多のアパートに着いても克哉は何も言わなかった。
本多も何も言えない。

とりあえず水を飲むか聞こうとしたところ、いつの間にか克哉はフローリングの冷たい床の上で心地よさそうに眠っていた。
拍子抜けした本多は、自分と比べれば華奢と言えなくもない身体を、自分のベッドに置いた。



「やべぇ」

克哉を抱き上げたとき、酔いの所為かやけに火照った肌に触れた。
ベッドに寝かせたとき、くぐもった小さな声が克哉の唇から漏れた。
スーツを脱がせたとき、フレグランスの香りと汗の匂いが鼻を掠めた。
ベッド下に座ったとき、安心しきったように眠る克哉の顔が間近に見えた。

…―欲情する。

そんな無防備でいるんじゃない、と大声を上げて叩き起こしたくなる。
同時に、ずっとこの時間が続くようにと息を潜めてしまう自分に気付く。

かなり危険な状況だ。

つい数時間前の忘年会での光景が頭を過ぎる。
他の男に付き合いとは言え笑いかけ、酒を注ぎ、触られた克哉の姿が。

本多は無意識に、手を伸ばしていた。
ベッドの中に。

克哉の腹に触れた。服に触れたまま、もっと足元の方へと手をずらす。
全く反応していない克哉自身を探る。見つけると、まだベルトを外していなかったことに気付き、言い訳に使いながらベッドの中で手を動かす。

掛け布団を一度剥いでしまえばいいのに、そうしないで、ごそごそと右手だけを動かす。罪悪感か、より禁忌的な雰囲気を味わいたいからか。
本多のベッドは大きめだが、克哉を抱ける程ではないこともあり、ベッドの下に座ったままの体勢で、本多は行為を続けた。
しゅるしゅるとベルトを抜いて、次はチャックに手を掛けた。またも淫靡な音がする。

ごくり、と喉を鳴らして唾を飲み込みながら、本多は克哉の下半身を弄った。
ボクサーパンツの淵を知り、ゆっくり指を差し入れていく。

頭の中で警鐘が鳴り響く。
克哉に気付かれたら。寝ている相手になんて。倫理的に。これはまずい。親友でさえ居られなくなる。
そう思うが、止められなかった。

身を乗り出して克哉の表情を見ながら、指をくねらせる。
克哉のものに直接触れて、扱く。
僅かに克哉が眉を顰めて、うっすらと口が開いた。

感じてくれた。
そう思うと本多の胸の内から喜びが広がっていき、ますます活発に手を動かした。

ん、と小さな声が零れたときに、その唇を己のそれで塞いでしまった。
柔らかな感触は以前に味わったことがある。
あのときの興奮が甦った。

「克哉…」

呼びかけながら、起きるなと願いつつももっと乱れる様が見たくて、布団の中の手を大きく動かす。知らず左手は自分の窮屈になった場所を寛げて、快感を高めていた。

「っは、」

次第に自分の下半身と、布団の中から水音が聞こえ始める。
克哉の頬は紅潮して、時折喘ぐように声を上げた。

たまらない。

自分の手で善がる克哉の姿を、自分だけが見ている。
他の誰にも渡さない。渡せない。渡したくない。
忘年会のあの男にも、誰にも。

「克哉…っ! 克哉、すきだ…、っ!」

いつになく早く本多が果てたとき、克哉もまた恍惚の表情で達していた。

「はぁ、は…かつや…。はぁ」
「ん…んん……」

本多の声が五月蝿かったのか、身体が熱くなったのか、快感に耐え切れなかったのか。克哉が身を捩ってから瞼を震わせた。

「ほん、だ……?」

克哉が、目覚めた。





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