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18禁BLゲーム「鬼畜眼鏡」に溺れる管理人の萌えやSSで構成されたブログです。  ※18歳未満(高校生含む)はお引き取りください。  リンクフリーです。(詳しくは「はじめに」をご覧下さい。)

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御克忍者パロSS1/Ver.克哉忍者

ゆめうつつに考えていたみどかつで忍者ものです。

SS気味なあらすじみたいなかんじで妄想を書き綴ってます。


ノマ克が忍者。御堂さんはえろ殿。
ノマ克が殿様・御堂さんは忍者Ver.


では、続きからどうぞ。


戦国時代、数多の国が天下を目指し激しい戦に明け暮れた中、武力はもとより政治力を駆使し領土を拡大していた武将が居た。

姓を御堂、名を孝典という男だ。

この御堂家は古くを辿れば皇室と繋がりのある名家であり、財力、武力、政治力のどれをとっても他の家々から抜きん出ていた。その御堂家の若き当主、孝典は歴代の当主たちに輪を掛けた頭脳を持ち、尚且つ見目麗しい青年であった。隣国の殿たちがこぞって縁を結ぼうと申し込んでくるのも無理はない。

しかし彼は自国の、というよりは自身の力を試すことに心血を注いでいたので、齢三十二になる今も妻を一人も持たない変わり者であった。

ある夜、彼は自室で読み物をしていた。もう夜も更けた頃で、部下たちを下がらせひとり静かな時間を過ごしているようだった。ふと、御堂は手を伸ばし蝋燭の上に翳した。その瞬間一塊の黒が音も無く御堂の向かいに現われた。

「……」

もの言わぬその黒は、一人の青年であった。御堂家に仕える忍びの筆頭、佐伯克哉だ。
何気ない御堂の仕草は克哉を呼ぶ合図だったのだ。

克哉は御堂の言葉を待つため、何も言わず待機している。余分な動きをしないことが忍びらしいことであるが、御堂はこれが気に入らないようである。
御堂も何も言わないまま二分程経過した時、痺れを切らした克哉がとうとう口を開いた。

「あ、あの…。殿? 私をお呼びしたのは如何用だったのでございましょうか」
「よし、君の負けだな」
「は?」

克哉を無視し机上の書を読んでいた目を漸く克哉に向けて、御堂は悪戯が成功した子供のような笑みを浮かべる。

「私が何も言わないから忍びなのに主に言葉を掛けた。君の負けだ」
「は、はぁ…」

得意そうな御堂に対し、克哉は間の抜けた返事しか出来なかった。

御堂はいつもこの通り、克哉が<失敗>をすると酷く喜んだ。忍びのくせに、と上機嫌で笑うのだ。それは見下すような顔であり、しかしそれだけではないように見えた。

「さて、では、罰を与えなければいけないな」
「!」

克哉の肢体がぴくりと震えた。

御堂はゆらりと立ち上がり、克哉の脇を通り抜けて隣りの部屋まで歩いた。襖を開けたその先には、布団が敷いてあった。

ごくりと喉を鳴らす克哉に御堂が呼び掛ける。

「来たまえ、克哉。私の相手をしてもらおうか」
「…私は貴方様のお稚児ではありませぬ!」

当然の要求とばかりに言い付ける御堂に背を向ける形のまま、克哉が苦しげに訴える。

いつの夜からか、御堂はこうして克哉をしとねに誘うようになった。自分のすべきことではない、と克哉は言って拒むが、これもまた主の第一忍びの役目だと、御堂は主張する。
こんなもの、御堂のただの性欲処理なのだ。

「早く来たまえ」
「…くっ」

悔しげに下唇を噛みながら克哉は身体を御堂へ向けて、布団の脇に立った。
正面に立つ御堂の刺すような視線を感じつつ忍びの装束を脱ぎさってゆく。立ったまま一枚脱いでゆくたびに、克哉は忍びからただの青年になってゆく。それが怖くて、そして何故怖いのかわからなくて、克哉は裸になってから俯いた。

「克哉…」
「あ……っ」

熱い囁きとともに抱きすくめられて、克哉は思わず涙が零れそうになる。理由はわからないけれど。

その夜も克哉は御堂に求められるまま何度も貫かれ、気絶するように眠りについた。



***



「――つぅ……」

寝返りを打とうとして、あまりの臀部の痛みに目が覚めた。

辺りを見回すと、まだ暗い。丁度丑三つ時ほどだろうか。

克哉は再び目を閉じた。

仰向けに寝ている自分の右側に、温もりを感じる。御堂のものだ。抱き合っている最中は狂おしい程熱い肢体が、今はほっとするような温度に落ち着いていた。

ふ、と息をつめて克哉はもう一度寝返りを試みた。今度は痛みに準備があったためか、何とか成功した。
右半身を下にした克哉の目の前に、御堂の端正な横顔が映る。

日頃難しい政治に頭を悩ませ、暗殺の危険に身を晒している殿の、深く眠りについた姿を見たことのある者は幾人もないだろう。克哉が数少ないその一人なのは、御堂は一時たりとも気が抜けない立場であるが、それでも克哉の腕を信頼しているからかもしれない。

克哉だから、ではなく、忍びだから。

ちくりと胸が痛んで、深く理由を考える前に首を振った。痛みとともに浮かんだ何かを振り払って、別なことに思いを向ける。

(殿は、何のためにこんなことをするんだろう……)

下唇に歯を立てた。数刻前まで御堂に吸われ続けた唇を、噛み締める。

(どうしてオレなんだ。いつまで続くんだ?)

湧き上がる苦しみに後押しされて、克哉は身を起こして、少し血の滲んだ唇を御堂の乾いたそれに、重ねた。

一瞬触れ合っただけで、すぐ離す。
本当に当たったのかという程淡い感触は、それでも克哉の中から暫くの間、消えてはくれなかった。



***



御堂が目覚めた時、既に克哉は消えて居た。どんなに酷く抱いた翌日でも、必ず克哉は朝までに布団から出る。
この日もそれは同じで、御堂はつまらない思いで床を出た。

しかし御堂は本日、とある計画を実行するつもりでいた。それを思えば少しは気も晴れた。

朝食の席で余り食が進まないと言い、具合が悪いふりをし寝室に戻った。医者を呼ぶほどではないが今日は大事をとって寝て過ごす、と宣言する。

滅多にない君主の弱気な言葉に、家臣たちは心配そうだったものの、人払いは成功した。今日は克哉たち数人の忍びに山を超えた隣りの国の偵察を命じてある。

これで、兼ねてからの企みを実行する手筈は整った。

「いざ、<家出>の決行だ」

御堂家の若き当主は、笑った。





     →第二弾

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