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M&K

18禁BLゲーム「鬼畜眼鏡」に溺れる管理人の萌えやSSで構成されたブログです。  ※18歳未満(高校生含む)はお引き取りください。  リンクフリーです。(詳しくは「はじめに」をご覧下さい。)

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【みどかつ妄想】アンドメイド【パラレル】

人魚姫モチーフの、「日常の終焉」End的な、SFちっくな、妄想です。


微えろです。
よく考えたらえろくないけどえちしてました。


作中の「アンドメイド」はググってみたら結構Hitしたんですが、オリジナル設定です。
(といっても似たような設定なんて腐るほどありますがー苦笑)


では、結構長めの妄想は、続きからどうぞ。

とある休日、御堂が一人自宅で寛いでいると、身に覚えのない宅配物が届いた。

高さ1メートル近い大きな段ボール箱で、中身についての説明は空欄になっている。
送り主の名に、見覚えはない。
最近御堂は通販をしていないし、家族や友人から届け物があるなどという話を聞いてもいなかった。

いかにも胡散臭い。

開けない方がいいだろうかと訝しみながら、御堂は段ボールに触れた。

どこか不気味に見える送り主の名前は、どう見ても通称名である。
顔も知らない送り主を御堂が思い浮かべた瞬間、計ったかのように電話が鳴った。

『こんばんは~。Mr.Rです』



***



「おかえりなさいませ、孝典さま」

御堂が仕事を終えて帰宅すると、青年が出迎えてくれた。
御堂の仏頂面が崩れる。

青年は所謂メイド服を着ていて(勿論というべきなのか、スカートを穿いている)、御堂に対して主を敬うような振る舞いをとる。
それは、彼がメイドそのものだからである。

といっても、彼は人間ではなかった。
科学技術が進歩した現代、珍しくもなくなった「アンドメイド」だった。

アンドメイドとは、「アンドロイド」と「メイド」との造語で、人工知能を持ったロボットの、商品名だ。
(ちなみに、もともとはこの分野の先駆者的企業の商標登録名だったのが、他社製品もまとめてメイド型アンドロイドのことをアンドメイドと呼ぶようになってしまったという零れ話がある。ウォシュレットなどと同じである。)

アンドロイドの中でもかなり高度な技術が凝縮され、見た目はかなり人間に似ている。
ほぼ人間並みの繊細さで指などを動かせるため、メイドとして使用できることが特徴。
また、セクサロイドとしても利用できるため、どれも見目が良い。肌の質感もリアルであるし、顔の、人間でいう表情筋の役割を果たすセンサーが膨大で、近くで見ても人間との違いが分からないほどである。

ただやはりサイボーグ(人間の機械化)ではなくアンドロイド(機械の人間化)であるため、感情はない。プログラムを組んであるだけだ。

それでも御堂はこのアンドメイド、佐伯克哉を中々気に入っていた。
最初はかなり迷惑だと思っていたが、気が利くし実は顔も好みだったし、性格も悪いと思わなかった。

とはいえ、Mr.Rと名乗る男が勝手に送りつけてきたときは、捨ててしまおうかと考えたのだったが。

あの日、差出人不明の段ボールに途方に暮れていた御堂の元に、知らない男から電話がかかってきた。
芝居がかった口調の男は、自分がその段ボールを送った者だと言い、とんでもない馬鹿げた話をしていた。

『御堂孝典さん。貴方は選ばれた人間です。
三ヶ月間試用期間として、その段ボールの中に入っているアンドメイドを貴方に無償で貸与します。
貴方が真に王の王として相応しければ、その方は貴方のものとなります。そうでなければ、返していただくまでのこと。
…「悪いお話」では、ありませんでしょう?』

そんな内容を一方的に語ると、電話は切られた。

アンドメイドに興味はあったが、人間でないものを(人間であっても、なのだが)傍に置くことが嫌だった御堂は、ネットオークションに出すか捨てるかしてしまおうと決めた。

しかし、一目くらいはしてやろうと思いなおし、段ボールを開き、緩衝材の中からアンドメイドの顔をかき分けた。

「……」

御堂は絶句した。

アンドメイドは、男性形だったのだ。

御堂はバイである自覚はあるが、ゲイ寄りではないと思っている。
それなのに男性形のアンドメイドが送られてきたことがなんとなく気に入らない。
あの電話の男に挑発されている気がする。

(どうせなら、手酷く扱ってぼろぼろにしてやるのも面白いかもしれない…。)

御堂の嗜虐心が、疼いた。



***



「ほら。もっと美味そうにしゃぶれないのか」
「んっ…」

段ボールから出し、起動させる(瞼を開かせ頬をはたくだけだった)と、御堂は早速克哉に仕事を命じた。
セクサロイドでもあるのだから、と言って。

「アンドメイドといってもこういうことが巧いとは限らないのか。これも設定があるのか?」

既に人格設定等は済ませてある、とMr.Rは言っていた。説明書も何も入っていなかったが、あとで設定を帰ることは出来ないのだろうか。

冷静に分析している御堂の足元に、目覚めて間もない克哉は跪いていた。
一糸纏わぬ姿で口を大きく開いて、御堂のものを頬張り、懸命に奉仕していたのだ。

「あとで君の厭らしい孔をぐちゃぐちゃにしてやるものだからな、精々励みたまえ」
「はい…」

陶然としたような顔で従順に頷く克哉は、色白で青い瞳。栗色の髪は柔らかく、御堂が好いときにその髪を撫でてやると、酷くうれしそうにした。

「本当にアンドメイドは淫らな機械だな」

御堂の低い声が克哉をなじるたびに、克哉の体は赤みを増し、一層奉仕が熱心になるようだった。

「もういい」

唐突に奉仕を打ち切ると、御堂は克哉を仰向けに押し倒し、自分で両足を抱えさせた。

「私に君の恥ずかしい――がよく見えるように拡げろ」
「はい、孝典さま」

羞恥に目元を染めながらも、克哉は抗うことなく指を伸ばし、慣らされてもいない後孔を押し広げる。
ひくひくと誘うように蠢くその孔に、既にいきり立った克哉の牡から零れた蜜液が伝っていく。
その卑猥な様に煽られて、御堂はごくりと喉を鳴らした。
克哉は克哉で、御堂のその喉仏の動きに見惚れ、ますます性器を硬くさせていた。

「そうだな…。こう言ってみろ」
「えっ」

克哉の耳に淫猥な台詞を吹き込むと、克哉はひどく恥ずかしそうに、それでも逃げることなく繰り返した。

「たか、のりさま…? オレのこの厭らしい孔に、貴方の――を、入れて、気持ちよくなってください…」

吐息混じりに紡がれたたどたどしい言葉に、御堂は満足そうに笑い、勢いよく剛直をねじ込んだ。

「あぁっ!」
「キツイな…。自動で緩んだりしないのか…?」

解されていない肉路はきつく、中々奥に腰を押し進められない。
文句を言う御堂の助けになりたくて、克哉は必死で緊張を解こうとする。
しかし痛みが強すぎて、上手くいかない。

「孝典さまぁ、自分で、自分の――を触ってもいいですか…?」

克哉の体は総て御堂のものだった。髪一本まで総て御堂の許し無しに自由にしてはいけない。
克哉はそう思っているようだった。

「いいだろう…」
「ありがとうございますっ」

御堂は自分の下で白い肢体を薄紅に染め自慰をする克哉の姿を、欲望に滾った眼で見下ろしていた…―。



***



克哉は性に積極的で、御堂の与える命令に素直に従った。時には御堂でさえ驚くくらいに貪欲に快感を追い求めた。何度も極め、疲れているだろうに、御堂の求めに応じて果てしなく乱れた。
どうせアンドメイドなのだからと、御堂は最初の夜にいきなり乱暴に抱いたのだが、克哉はひどく幸せそうに寝入った。

克哉が素直なのはベッドの中だけではなかった。
翌日から、克哉は御堂のためにいそいそと家事をこなした。甲斐甲斐しく働きまわる様子は健気で、最初はうっとおしく思っていた御堂も次第に可愛らしいと感じるようになっていった。

いつだってひたむきに御堂の眼を真っ直ぐ見て、優しく微笑む克哉。
御堂好みの味付けを覚えようと、常に試行錯誤する克哉。
チリひとつ許さず徹底的に掃除する、完璧主義なところがある克哉。
夜は大胆なのに、御堂の下着を畳むときなどにはいつまでたっても恥じらう克哉。

気付くと、御堂に取り、家の中に克哉が居ることはとても自然な事実になっていた。



***



「なんだか御堂は今日上機嫌じゃないか?」
「本当だ。何かいいことでもあったのか?」

久しぶりに学生時代からの友人たちと飲みに出かけた夜。
気安い友人たちは御堂の纏う空気がいつもと違うことを指摘した。

知らず、御堂は家に残した克哉のことを思ってはひとり笑みを浮かべていたようだ。

「いや、最近アンドメイドを手に入れてな。なかなか気に入ったんだ」

ワインを飲み干し、惚気まじりの言葉を零す。
と、今まで機械でも人間でも己のテリトリーに踏み込ませることを嫌っていた御堂の宗旨替えに、友人たちは一気に盛りたった。

「お! とうとうこの頑固者もアンドメイドの良さを理解したか!」
「いいもんだろう?」
「俺のアンドメイドはさ、…」

口々に友人たちはアンドメイドについて語り始めた。
昔から自分たちの持ち物自慢をしてきた仲間たちだ。それぞれがそれぞれのアンドメイド自慢を存分にする。
今まではそれを冷めた目で見ていた御堂だったが、今日からは率先して自分のアンドメイド―克哉―について語ってやろうではないかと、口を開きかけた、そのとき。

「それにしてもさ、バッテリーがすぐ切れるのが難点だよな」
「ん?」

一人の友人の言葉に、御堂は違和感を覚える。
克哉はバッテリー交換など一度もしたことは無い。
エネルギーは人間同様食物で、胃のような器官で燃焼させていると説明していた。

それなのに。

「ソーラーパネル付きのもあるけどそれじゃあ足りないんだよなー」
「夜間の充電ちゃんとしてるのか?」
「夜は一番忙しいだろうが」

下品な冗談で友人たちが笑い合う中、御堂はただ克哉のことを思っていた。



***



「お前は一体何なんだ!」

帰宅するなり、鞄を受け取りに来た克哉に対し御堂は怒声を浴びせた。スーツの上着も脱がず、荒れ狂う気持ちをただぶつける。

「アンドメイドは電気駆動なんだろう!? 食事は取らない! 私がアンドメイドについて不明なのをいいことに、お前は心の中で嗤っていたのか!?」
「孝典さま…っ」

その時の克哉の顔を、御堂は一生忘れないだろう。
糾弾されて言葉を失くした克哉は、確かに御堂の言葉は真実だとその表情で告げていた。

彼は自分がアンドメイドではなく御堂と同じ人間であることを、ずっと隠していて、いつか今日という日が来ることを恐れていたのだ。

そういう眼をしていた。

その、騙していたのは自分だというのに、御堂以上に傷付いているような克哉の眼が気に入らなくて、御堂は更に言い募る。

「お前はスパイなのか? MGNの企業機密やらなにやらを盗む為に私に近付いたのか!」
「ち、ちが…」
「あの電話の男も共犯だな。産業スパイでないなら何の目的だ!」
「ちがうんです、たかっ」
「出て行け!!」

必死に御堂に手を伸ばし取り縋ろうとする克哉の指が、御堂の脚に触れる前に御堂は叫んでいた。
その言葉に傷付いたのは、克哉だけではなかったのかもしれない。
御堂の耳の奥で、何かが割れる音が聞こえた気がした。

「いやっ…」
「出て行け!」

尚も伸ばされる手を叩き落して、御堂は踵を返し荒々しく歩いて、書斎に篭った。
暫くすすり泣くような声があったが、玄関のドアが閉まる音を最後に、御堂の部屋からは他人の音が、消えた。



***



消えたのは、音だけではなかった。

ぬくもりも、光も、香りも、何もかも、御堂の部屋にはもうない。
色あせた広い部屋で、御堂は何をするでもなくソファに腰掛けていた。

―…愛していた。

御堂は、いつの間にか彼のことを、愛していた。

気付いていたはずなのに、いつまでも続くと思っていた日々の中で、彼に告げることをしなかったせいで、終わってしまってから一層思いは強まっていった。

彼は本当は人間だったのか。
何の目的があったのか。

御堂にはもう何もわからないままだった。

ただわかるのは、彼が人間でもアンドメイドでも、どんな目的があっても、傍にいて欲しいということだけ。
愛しているということだけ。

「克哉…」

(君は、私のことをどう思っていたんだ…?)

アンドメイドでないというのなら、あの無条件に寄せられていた親愛は、人間の心で想っていてくれていたのか。
聞きたい。
それを聞いても彼は戻ってこないかもしれないけれど。

項垂れた御堂の許に、いつかのように電話が掛かってきた。
出る気力もなくて、放っている間に留守番電話に切り替わる。
聞こえてきたのはやはりあの声だった。

『こんばんは~。Mr.Rです。
御堂孝典さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。
今日で約束の三ヶ月だったのですよ。
と言いましても貴方はその前にあの方を手放してしまいましたが』
「…手放したのではない……。私が癇癪を起こしてしまっただけで…」

呟かれた御堂の言葉は、言い訳ではなく、まだ克哉を諦めていないという欲望だった。

『さて。
貴方もお気づきかと思いますが、あの方…佐伯克哉さんは、アンドメイドなどではありません。
かといって人間とも呼べない。もっと高等で、王となるべき存在でした』
「? でした…?」
『ええ、そうです。
彼は王となれたはずの末来をお捨てになったのです』

顔を上げた御堂は、留守番電話に吹き込んでいるはずのMr.Rと会話が成り立っていることに異常を感じなかった。
今はMr.Rの言葉のどこかに克哉を取り戻すためのヒントが隠されているかもしれないと、そればかりを気にしていた。

『偶然、彼は貴方を見かけました。オフィスで颯爽と歩く、いかにも仕事人間な貴方を。
――彼はたちまち貴方に恋をした』
「っ!」

御堂の虚ろだった眼に一瞬で光が戻った。

恋をした。
克哉は御堂に、恋をしていた。

通じ合っていた…!

『けれど、彼はとても正攻法では貴方を結ばれることなど出来ないと思い込んだ。そう、それは思い込みだったのですけれど、とにかく彼は貴方の傍に行くには一生立てないと思いました。
そして、彼は…、貴方たち人間の作り出した有名な童話に喩えるのなら、「人魚姫」になりました

「にんぎょひめ…?」
『とすれば私は海の魔女でしょうか。嵌まりすぎていますね…』

電話の向こうでくすくすと笑う男の声は、御堂の耳に入らなかった。

克哉が人魚姫だとするならば、御堂の役どころは。

『もう一人の重要な登場人物は、御堂孝典さん、貴方。王子さまの役ですね。
人魚姫は王子に恋をし、叶わない恋を少しでも報わせるために魔女の力を借りた。しかし真実の言葉を失った姫の想いは王子に届かず、最後には泡となり消えてしまう、そういうお話でした。
御堂孝典さん、貴方は物語の通りの残酷な王子さまでしたよ』
「違う! 違う!!」
『佐伯克哉さんは私の力を借り、「アンドメイド」と申しましたか、不出来な機械の体を手にしました。
アンドメイドとやらはあまりにもガラクタのようだったので、少しましにしようかと細工をいたしましたら、それがきっかけで貴方に見破られてしまいましたがね』

またも笑う男の声を聞いて、御堂は彼は故意にやったのだと感じた。
根拠はないが、彼は人の暗い心を欲している。だから克哉や自分を絶望に陥れるために、小さな傷を仕掛けておいたように思えるのだ。

『さあ。人魚姫のお話はこれでおしまいです。
貴方と佐伯克哉さんのお話も、また』
「待て…!」
『けれど貴方方はまた別の物語で出会い、結ばれることもあるでしょう』
「何を言っているんだ! 今でなければっ」
『欲張りですね、残酷な王子さま。我侭はいけません。
貴方たちの「めでたしめでたし」は、この物語ではないのです。


それはまた、別の話。




電話が切れた部屋に、愛しいものの名を呼ぶ御堂の悲痛な声が、響いた…―。





Fin.

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